2014年12月10日水曜日

積分の複素数近似 その8 :Complex number approximation of the integral calculus No.8

前回は運動する物体の物質波の周波数を下のようではないのかと推測していました。
しかし相対性理論によると運動する物体の時間は静止時の 1/γ となります。
つまり回転数は下がることになります。
なのでなにかおかしいのではないのかとゆうことになります。


ということで最近続きを考える余裕ができたのでまとめてみることにしました。
とはいっても人生いろいろありまして余裕といっても後2ヶ月ほどですが。
おまけにPCも買い換えまして、お絵描きに使っていたエクセルも2013にバージョンアップしました。
速度は体感的に20倍程も違うでしょうか?
しかしリボンですか、なれると結構いいんですがメニュー式になれていたのでほんときついですね。


さて、とは言ってもこの結論、あるにはあるのですが、なんといいますか我ながらあまりにばかばかしいことになってしまいました。 まあメモ代わりに残しておこうと思っています。
まあ素人の間違いとして結構おもしろいかもしれません。

それで特殊相対性理論で以前やった光航図のおさらいということです。
あの投稿は図を描くのに一生懸命で計算まで載せる余裕がなかったのですが、私自身も忘れそうになってましてどこかに残しておかないといけないということで一から記入していきます。

まずは時間と空間の変換をおなじみの座標で表していきます。
この図は座標変換の規定の関係です。
変換後の基底の読み値を1とした場合の変換前の基底の読み値との対応です。
左から右へ青い丸の読み値が順次γ倍になっています。
変換式が対称行列なので値も対称なものとなります。
なので距離化時間軸も同じ値となります。


これに黄色で示した光路を加えて幾何を計算します。


これにおなじみの宇宙船のイメージを加えます。



赤が宇宙船の内部の時間関係です。 この図は宇宙船の内部が単位1です。しかし外から見るとその時間関係は回転しています。
外からは運動する宇宙船は1/γ倍に縮んで見えています。 時間軸も対称なので同じ関係です。

で、今回調べたいのは時間軸だけなのでそこを変換を強くかけて判りやすくしました。
ですのでこれはイメージ図です。



この図でγ倍となるところを探していくと爆発マークの所が怪しそうです。

この図では、計測を開始した x=0 の地点で時間が1/γ、たとえば0.8秒経った時点で宇宙船の在る基底の時間は 1秒でγ倍となっています。

なのでもし宇宙船の中で回転数を計測できたとしたら例えば回転数は毎秒1000回転としますと、外からは0.8秒で1000回転なので外の世界からは見かけでγ*1000=1250回転となります。


したがって運動する物体の物質波は静止時のγ倍ということになります。
とはいえ、このままでは何がなにやら分からない。何の対応なんだということになります。

なので次のように考えるのはどうでしょう?
計測の基点は宇宙船の船尾でなくてはならないということではないのでは?
例えば宇宙船の中央の星印を起点とします。  分かりやすくするために宇宙船に窓を追加しています。

すると面白いことになりました。
座標変換の式からは当然なのですが x=0 地点である時間に宇宙船の対応する点を観測するとすべて宇宙船中の1秒の時点が観測されることになります。 !!

とはいえ実際にわれわれが見る宇宙船は青い図で示すように X=0地点からは対応する所を観測できません。 どんなに近くを宇宙船が通っていたとしても実際に観測できるのは直近の部分だけでしょう。 たとえ宇宙船が遠くに離れていたとしてもそれはそれで空間が離れているのでどうなるかは私にはよく分かりません。



この図を観ると、時間の遅れは実際には距離を生じていないと発生しないのではと改めて思わされます。 よくよく考えてみると変換式の機能から当然ですが。

だから距離が発生しない場合はどうなるのか? ということが問題です。
イメージ図にすると次のようになります。
宇宙船は仮想的にごく近くを飛行しているとします。
ええと、なんですか、つましまああれです、ここから次々を窓を観ていくと、常に経過時間のγ倍の宇宙船が観れるという事です。


「宇宙船の窓に未来がみえるよ!!」   「やったね たえちゃん」

・・・て、酷い・・・。 これではオカルトです。 どこでどう間違えているのか私にはさっぱり分かりません。

ひょっとしたら相対性理論のことであるから起こりうるのか知らんとも思ったりしますが・・・。
また相対的に観ると相手側からはこちらの未来が見えていることにもなります。
まあ、相対論というものはそれでも物理的に問題ないよと主張しているものですからいいのかもしれませんが・・・・。

それにこんな関係は例えば粒子を加速して標的に当てるのをごく近くで観測した場合にもいえることです。 その粒子は未来時間を飛行していたということになります。

ということで実に悲惨な結果になってしまいましたが、素人の私からすればそういうところが返って面白いものです。しかし、 こうなると前に投稿した光の航路図も怪しくなってきました。 まあ本気にする人はいないと思いますが念のためご注意。   文字通り御笑覧いただければ幸いです。


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2014/12/12

冷静になって考えてみたら次のようなことではないのだろうか?

1) 特殊相対性理論は単に経過時間の尺度を計算しているだけなのでは?

2) そうであれば x=0 地点の経過時間尺度と x=0 地点から宇宙船の星印を観測している場合の時間尺度が違っても問題ないのでは? 宇宙船の星印は距離が生じているので時間尺度が 1/γ になる。 つまり宇宙船の中は時間がゆっくり進む。

3) x=0 地点では宇宙船の中はγ倍時間が早く経過する。 これは未来に進むというよりもx=0地点に近づくまでは距離が生じているのだから遅れている(?)はずだ。 これが x=0 地点ではγ倍になり後離れて距離を生じると遅れになるのでは? つまりγ倍の進みは x=0 地点だけの特殊なものなのでは?

4) もしそうであれば窓から未来が見えるなどというオカルト的なことにはならないのでは?

5) このようにいろいろ見かけの値が変わっても物理的な計算には相対性原理により支障がないというのが相対性理論の思想では?

6) 例えば粒子の弾性衝突等に使用する値はもちろん x=0 の値を用いるのが自然であろうと思う。特に波動に換算する場合はそうでないとエネルギーのつじつまが合わないだろうし。


とにかく、私としては未来が見えるなどというばかげたことは絶対起こるはずが無いと思いますね。


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2015/1/1


  • エネルギー対応について



特殊相対性理論での下記のエネルギー対応、確かに対応関係は計算してみれば分かるが物理対応がいまひとつピンとこなかった。



これはひょっとして下記のような回転に関する対応関係ではないだろうか?
何か対応関係として不思議にしっくりくるような気がする。

ただし 2*pi*k*f は光速Cではないので注意。



ところで今までの記事の立体球の回転は駄目そうな気がする。 緯度による分力の計算が入ってないので0にはならないが少し小さくなるようだ。 複素数計算だけあって2次元で完結しそうな気もする。

なのでもし回転体であれば円盤か輪であるような気がする。  まあ今となれば書きっぱなしで本気で見直す気も無い、というより気力がないだけなのだけど。

後、回転半径を計算するのに結局留数のエネルギー値は使わなかった。 これは γmC^2 = hf で出した回転数を優先して使用したためだけど、 なかなかうまくはいかないね。 だけど留数計算がエネルギー関係の逆演算かもしれないというのは結構面白い。 


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2015/1/18


エネルギー対応でエネルギーをベクトルのように計算している理由は次のとおりだと思う。

1.    質量エネルギー mC^2 と全エネルギー γmC^2 は同じ物理対象物が運動するかしないかの違いだけなので物理的には同じ一つの物だろう。

2.  つまり運動エネルギーは質量エネルギーが運動することにより変化しただけであるとも考えられるのでは? 運動することにより時間が進み、ということは観測者のほうが時間が遅くなる。
ところで、相対性理論の γmC^2は時間対応が逆の場合なのでは?


3.  この関係図は


  • エネルギーはスカラなので進行方向のエネルギーYは差分
  • 運動量はベクトルなので三角の関係
  • 進行方向の運動量はエネルギーがわかっているのでこれから速度Vに対する運動量が計算できるので既知

ということで実質一つの物理的実体のエネルギー mC^2 との関係なので mC^2 = KPx と一次の関係で表せれるとすればエネルギーをベクトルとしても扱える。 つまり運動量を扱っているのと同じだろう。 もちろんKは現時点ではどんな値(または式)であろうともかまわない。

えー、なんと言ったらいいのだろうか? とにかく今扱っている回転体とはそんな関係が成立するような物なのでは・・という意味です。

つまり質量エネルギーも何らかの回転体のエネルギーであるならばこの関係が成立するのでは?

一方、進行方向の速度Vの運動量は以前の記事にあるようにエネルギーから計算できるとすれば
これは既知の項目。
ということで係数 K = C ということがわかる。 



なので、質量エネルギー mC^2 に対応する 運動量が得られる。

結局、エネルギー対応から質量エネルギーの運動量が得られるということのほうが重要なのでは?

思うところ、質量エネルギーも何らかの回転に関係するエネルギーであるとすれば、エネルギーをベクトルとして扱うと運動量の関係になるというのは面白いねえ。

ということは相対性理論も何かしら回転と深いかかわりがあるでしょうね。

ところで、すべての物質が共通して持つ物と言えば 「空間」であるから量子力学の初歩で聞かされる不思議な話の数々の犯人はすべて空間におっかぶせることはできないのでしょうか?

とにかく不思議すぎて犯人もわからず捜査している探偵のような気分になりますよねえ。
まあ世の中その方が面白いのかもしれません。








2014年5月11日日曜日

積分の複素数近似 その6 :Complex number approximation of the integral calculus No.6

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2014/5/11

続き

http://akimpotos.blogspot.jp/2014/04/5-complex-number-approximation-of.html


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2014/5/13

回転エネルギーを体積から計算する前にぜひとも解決しておくべき問題をまず片付けておく。

前回の続きで体積からの計算をしようと思ったのですが、それは多分まず間違いなくできると思う。

それよりも解決すべき問題とは、力が円周に継続してかかり続けるものだろか?ということです。

とにかく、今はそれぞれのパーツを確認している段階ですが、重要度の高い問題をまず解決しておきたい。




上の式を見て回転エネルギーを計算するのに力が継続して働いているという計算式になっている。

力が継続して加わるということは継続して加速度運動をしていることを意味している。
実際こんなことがあるのだろうか?

そこでまず回転に伴う向心力について観てみる。

向心力は次のようにして計算できる。

m は円周を一定の速度 v で回転している。

向心力 Fa は mv^2 / r となる。




ここで、注目する事は

  1. 分母が半径 kである。 つまり 1/k である。 これは中心のエネルギー Ek が2次元では同じく 1/k になることである。 
  2. 分子は mv^2 である。 これは運動エネルギー  mv^2/2 と何か関係がありそうである。
今までの記事を書いてきて、これは何かあるはずという直感がある。

このテーマがなければ、留数計算と向心力に何の関係があるのかと思うだろう。

しかし、今、私は 留数計算の背景にはある物理モデルが存在するだろうという思いが強い。

上の向心力は速度ベクトルの関係から求めたものである。

しかし、微小膨張収縮モデル、つまり仮想分裂モデルでは実際の飛行経路が必要である。


上がその経路である。 みかんの一房が反時計回りに回転するときにΔθの一刻みの経路である。

微小経路は近似式である。 赤い線で示す向心力の経路は kΔθ の更に Δθ を乗じたものになる。

幾何的経路で計算した経路長 dl'  と向心力 Fa による計算から得られた経路長 dl は同じになる。

したがって幾何的モデルは上で正しいと思う。

lim Δθ-> 0 で向心力のベクトル(赤い矢印)は限りなく正確に中心を指すようになる。

また、青いベクトルで示す回転ベクトルも限りなく正確に接線方向になる。

問題は向心力から回転のエネルギーを得る方法である。

此処までくると推測するのは難しくない。

Δθの一刻みで定速度 v まで加速してやれば良い。そうすればΔθの周積分で計算できる形にすれば 1/2π でキャンセルするだけで回転エネルギーが得られるだろう。

その式では加速度が円周に継続してかかり続けるように見えるのだろう。

此処で気づいたのだが いままで複素数 1/z で回転エネルギーを計算するのに留数計算の2πのキャンセルはいらないだろうと思っていた。

しかし、上のようなものであればこれは必ず必要な意味のあるものではないか。

つまり留数そのものが中心のエネルギーではないのかということである。

上の図で明らかにわかる矛盾は赤い向心力の経路と青い円周方向の経路の終点が一致しないことである。

とりあえず円周方向で 速度 v まで加速させてみよう。

上で求めた円周方向の加速度 B は B = 2v となり矛盾が発生している。

また向心力の経路と円周方向の経路の終着点が一致しない。

これはどういうことであるか?

回転エネルギーも求めてみる。


向心力を求めた式では幾何的な経路長と、加速度により求めた経路長は一致している。

なので向心力については問題ないだろう。

この矛盾は何処から来るのだろうか?

式の表すことを素直に解釈すれば


  • 円周方向の経路は長すぎる。 だからエネルギーが2倍になる。

これと終着点が一致しないことを考えると、エネルギーを正しく導くためには次の関係でなければならない。


これであればエネルギーも正しく計算できる。


しかし、下の拡大図あるように円周方向の経路長が弦を越えて下に入っている。

これでは半径方向に無視できない程の経路がありエネルギー差が円周方向のエネルギーにもか

かわらずポテンシャル差が存在する。

これは明らかにおかしい。


だけど、これは微小部分を目に見えるほど大きく描いているのでおかしいと感じるだけのようです。

究極では青い線も、ピンクの弦も、黒い接線もすべて接線に限りなく近づく。

一見するとイメージに騙されそうになります。

だとすれば、これは一体どういうことかと一日悩んだあげく気がついた。




式が示すことを信じるなら上の関係になるはずです。

Δθ --> 0 で全体として接線に限りなく近づく。

近づき方も素直な感じでありエネルギーが何らかの比例関係で制限される様子も無い。

究極的には円周上を這うエネルギーが得られると思う。

私としてはピンク線の弦の上に綺麗に乗っているような図を漠然と想像していました。

なのである意味、崩れたような上の図は少し驚きました。

しかしよく考えるとこれでも理があります。 究極的には円周に沿えば良いのですから。

点線で示される経路が膨張です。 実践で示される経路が収縮です。

同様に力では向心力と遠心力になります。

仮想分裂法では反発と押込みに対応する事になります。


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2014/5/30


時間の取扱いが明確でなかった。

微小膨張収縮では慣性エネルギーを計算するのに進角のΔθの1刻み毎に 速度 0 から慣性速度 vまで加速させているわけです。

だから計算に使う時間も単なる時間ではないと思う。

区分けのために Δθの1刻みの計算に使う時間を内部時間 t'、その計算に外部から与える時間(積分範囲の時間) tを外部時間と呼びます。

この時間スケールの違いは向心力の方向と円周方向で同じにならないとおかしいわけです。

計算するとその関係は両者とも t' = 2t  という関係です。

どうやら内部時間は外部時間の2倍早くないとちゃんと計算できないようです。





これで、 半角 Δθ/2 、時間 Δt / 2 の間に得る速度を計算すると 慣性速度 v と計算できます。


ということは詳しくは計算などできる段階ではないのですが 1/z の積分には半角の関係もあるということでしょうか?


後、気になることは微小膨張収縮法では3次元の場合球全体が圧縮膨張するわけですが今までの計算を見てわかるようにj軸に並行する分は計算に入っていません。
もっとも電気的な作用では軸に平行な方向分は回転による面積を生じないので計算しないでも良いのかもしれません。
機械的ななぞらえのものであっても同様で軸に並行分はやはり作用しにくい。
だけど横から見るとそれにも軸方向の面積が生じることになります。
だけどこのような回転がどのようなものなのかは私には想像もつきません。
なのでこのテーマではあくまでもある軸を想定するとその回転だけについて限定しようと思います。


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2014/6/5

試みにもし電子が半径を持つとしたらどうなるか計算してみました。

電子の半径の計算は調べてみると色々な考えもあるようだけど現在のところどれも定まってないよう
です。  電子に半径は無く点であるという話も在ります。

しかし、もし半径があるとすれば

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90

にあるように   理論値 1.0×10−32 m   =<  radius < 実験値  1.0×10−22 m のようです。
このテーマの場合は エネルギーが定まれば E = hf / 2  の関係で回転数 f が定まるとして計算してみます。
この回転数を得るためには 半径 k がいくらでなければならないかが決まるのでは? ということです。

というのはもし回転しているとすれば、回転するためには 1/k に対応する向心力が無ければ回転しないんですから。
つまり 半径 k が定まるということです。

向心力としては引力であろうとクーロン力に対するものであろうと同じ働きを持つようですので応用できると思います。






上の式を計算したものが次になります。





半径 k = 2.444   10^-26 となり理論値 10^-32 よりはかなり大きな値となってしまいました。

電子に適用するとしても半径の問題は難しすぎるのでこれ以上は進展はなさそうです。

だからこのテーマは 電子云々については諦めて(当に諦めてはいましたが・・・)、単に 「留数の物理イメージを探る」 という範囲に限定したほうがよさそうです。

それでも今まで謎だった 2πのキャンセルの必要性だとかが具体的に解ったし、素人のテーマとしてはそのほうが結構意義があるようです。 まあ教育用のトリビアねたにはなるかもしれません。

私自身としてはいままでの記事でほぼパーツを集めれたと思うので最後はこれを纏めたいと思うのですが、なんかパーツを集めただけで満足してしまって纏めるエネルギーがなかなか湧かないのが悩みですね。



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2014/6/8

上の計算の補足事項

1.   Ek と 運動エネルギーは非常に小さいようだ。 なのでこれで半径を計算すると非常に大きい。 従ってこれが半径を決めているとは考えにくい。

2.   では何が半径を決定しているかということになるが、質量エネルギーが原因であろうと仮定した。 質量エネルギーで回転数が決まれば半径が計算できることになる。

3.    向心力はつりあっている反発力と等しいだろう。  電子を鋼体的と考えると反発力と等しい向心力を持つと仮定した。

4.    ポテンシャルエネルギーは対数 ln (k) になるが、これと半径の関係も考えられるが、対数なので半径が非常に大きくなるので要因とは考えにくい。 また、これは微小膨張、収縮に伴うものだから本来相殺されて 0 になるべきものとして計算に入れてない。

5.    Ek は半径 k によらず一定の値になる。 回転数が質量エネルギー Em で決まるとすれば Ek は Em に添う(イメージとしては例えば伸縮性のある服のように Em という体に自然にフィットして)ことでそれの向心力を計測するセンサーのような機能をもつエネルギーであるとした。 とすればEk の向心力で半径 kを計算できる事になると仮定した。


後、このテーマでぜひ明記しておきたいこと。

1.    電子自身の計算では、もし電子というものがこのテーマで論じた構造に準じた構造を持つ場合(概念的なものを含めて)、複素数 1/z の項は3次元での力 1/z^2 を積分する前に2次元に縮退したものではないのか? つまりこのテーマでは向心力になる。

2.    実数近似とした場合、 力は z = k + id -> k  (if k  >> d)  となりあたかも 力 1/k^2 を積分したものと同じになる。

3.    複素数の世界では 直線部のエネルギーは 対数 ln() になる。 しかも実数で出る。

4.    なので、電子には力とエネルギーに意味の重複を起こさせる何かの隠された構造があるのではないだろうか?  もし点ではなく何らかの構造があるならば、うーん、何でしょうか?

5.    もしそうならば、 1/k は力なのでエネルギーの計算に入れる必要は無い。  ln () はエネルギーだがこれは微小膨張、収縮に伴うものだから本来相殺されて 0 になるべきものでは無いのか?


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2014/6/15

めも

1.     1/z は円周に対応する。 イメージとしては正確には円周上を回転する点電荷 q を表す。

2.     1/z^2 は球の表面に対応する。  イメージとしては回転する球の表面を表す。内部がつまった物ではない。 今までの計算では内部が詰まったものとしていたがこれはガウスの法則に合わない。 なぜなら中心に近い殻の部分は中心の仮想電荷が変化するはずであるから。  幸い計算結果に変化はないはず。 なぜなら電荷 q を表面に均等に分布しているとすれば良いだけだから。

3.    なので3次元世界では 電荷は球の表面に均等に分布していると思う。

4.   1/z^3 は内部が詰まったモデルをあらわすと思う。  距離の3乗になる理由は 2. 項のガウスの法則による中心の仮想電荷が変化する為だと思う。  多分ちゃんと計算すると辻褄が合うと思う。
だけど、これは4次元球の表面(4次元球の表面なので3次元になる)なので3次元世界には存在しないのではないか?


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2014/9/9

2ch の物理板を見ていたら 「量子チェシャ猫」の話題があった。

どうも粒子と空間は非常に密接な関係にあるらしい。 ほとんど一体として扱うべきなのかもしれない。
そう考えるとこれも意外とありえるのかもしれない。
エネルギーが空間のゆがみで自然に回転するとそれが粒子になるのかも。
粒子が運動すると螺旋に軌道を描くと考えることもできる。 その軌道は予定航路のようなものであるとも考えられる。 軌道を完全に塞がない限りその予定軌道は分割されても干渉して位相の強弱で干渉するのではないだろうか?   と素人なりに想像してみると空間というものが空虚では無く、なにかしら物理的に何か物質に近いような物にも思えてきます。





あと、思い浮かんだことといえば、 複素数 1/z の積分、実数では 1/x の積分が log になる事だけど、log は回転のポテンシャル?と考えれば何となく納得できる気もする。
回転であれば今回転している状態が ポテンシャル0 ではないだろうか?
軌道が変わる場合エネルギー差がlogで計算する事になるのでは?

ところでこの世界では本当の直線運動って本当に存在するのだろうか?
短い距離では直線と計算できるだろうがマクロで観れば回転ではないのか?
そうなら 複素数で計算するのもあながち不自然では無いような気がする。

さらに、馬鹿なことだと思うのだけど、粒子が対生成して分裂した時もそれぞれは実際には楕円軌道である種の結合関係を保ちながら分裂しているのではないだろうか?
この場合は、中心にはある仮想電荷(ガウスの法則が働いているとして)なりがあって回転力があるのでは?   などと想像してみるのも面白い。

とにかく我々のいるこのいわゆる「空間」というものは実はとんでもない物なのかもしれない。
何しろ重力などでも歪むし、運動するだけでも縮むし、時間までもそれに合わせて変わるというのだからとにかくまともな物でない事は確かだろう。 更には粒子まで作り出すかもしれないのだから。







2014年4月5日土曜日

積分の複素数近似 その5 :Complex number approximation of the integral calculus No.5

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2014/4/5

http://akimpotos.blogspot.jp/2014/03/4-complex-number-approximation-of.html

の続き


2014/4/6

複素数 1/z で表される仮想ポテンシャルによる力をみていきます。
仮想ポテンシャルというのは私が勝手につけた仮想分裂法によるエネルギーのバイアスのことです。

式の簡略化のため単位円とします。



dq がUターンする部分で蓄積されるエネルギーは仮想ポテンシャルによる力と円周長の積分で計算されます。

不思議なのは 1/z で計算されるエネルギーをさらに積分することです。
このことは一旦保留しておいて、とりあえず力のイメージを観て行きます。

力が 1/z^2 の形になることは次の計算事例から推測できます。

これによると力の方向は進角θ(theta)の2倍で回転していることが推測できます。

遊星ギアモデルに適用することもできます。



また、積分方向が円の接線方向であることから 1/z の積分は線積分のようです。



線積分であるということと、力の進角が2倍であることを考慮するとこれを組み合わせるのはグリーンの定理です。



これの微細部分は難しそうなので別途検討しよう。

エネルギーが面で分布しているのはどういうことか?

これは仮想分裂法であることから次のように dq は面内にある電荷を代表したものではないかと推測できます。

仮想法と割り切ると結構イメージの幅が広がるものですね。 仮想法、便利だ!


ところでこの面内の各点にある力の大きさは非常に大きな力になるのが気にかかります。
極に近くなればなるほど無限大に近づいていきます。
こんなに大きくて問題ないのでしょうか?

これは、案外問題ないと思います。
なぜなら、大きな力の近くで遊星歯車(イメージですが実際は点とします)を回転させようとすると同じく非常に大きな力をかけないとまわせないと思います。
要は回してもエネルギー収支が小さければよいと思います。

それで、際外周の力の様子を観てみます。

これは遊星ギアのイメージで示したものですが、実際は面名にある点ですから、これではなにかイメージがぼやけています。

で、これを実際に近づけてみます。

これを良く観てみるとここでも押込みと反発によりエネルギーの授受が行われているようです。
実際にはこの半円内は充実しています。

・・・という方針で今後検討してみようと思います。
多分、面積で考えるところが相当怪しいのでここで破綻しているような気がします。
まあ、面積で回転しながら通過するだけなのでこれでもいいのかも、今一イメージがぼやけてますね。微小な回転の集合と考えれば円周方向だけでなくその直交方向、つまり直径方向にも力と変異があるのでそれが計算されているとか・・・。

まあ色々とあって今後新しい勉強もできなさそうなのでだらだら妄想を楽しんでいこうという心境の今日この頃です。

ところで、電子が分裂したとするとすさまじい力で加速されるでしょうから物理モデルを詳細にしていけばすさまじいエネルギーが電磁波、光子(質量0でエネルギーのみ)として放出されるでしょう。
このエネルギーは仮想分裂法なので押込み側に入れ込んでやればよいのではないでしょうか?
そのエネルギーはlogで表されるようです。これは超関数によると log(r^2+b^2)/2の項にあるようです。

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2014/4/6

いままで 1/z はポテンシャルのようなものだと思っていましたが違うようです。

ポテンシャルは積分するような種類の量ではないので不思議に思っていたのですが。

円運動の部分に関してはこれはエネルギーです。

円運動する回転する微小部分のエネルギーの積分です。 つまり力と距離の積分です。

分裂した後の直線部分は虚数部分は小さいので無視できるとするとこれはポテンシャルとしても使えるという程度の性質のものです。

円運動するので微小部分はグリーンの定理で表される縦横の距離を移動することになります。

従ってグリーンの定理による面積分で計算できるということになるようです。


結局 1/z は直線部分と極の周りの回転部分ではその性質と意味が違うということのようです。
かつそれが連続した経路でも成立する。 
これは、マジックのようでもありちょっとビックリだ。 

いや、待て、もし仮に 1/zをポテンシャルと認めるとしましょう。
これを積分することで回転のエネルギーを出せるということは普遍的に成立するのでしょうか? 複素数化すること自体なにかポテンシャルとは別の意味になってしまうのでしょうか? 面白い課題かもしれません。  超関数を使えば直線でも計算できるのですから。 極の周りというのは面白い性質を持っているもんですね。

円運動する扇形の部分でエネルギーを計算したいのですが見るからに頭が痛くなりそうです。


ところで、仮想法が便利だなと思う点は、考え方が自由度が増すというのでしょうか割り切ることができます。 普通、仮に分裂すると粒子を構成する部分は上の図のようにU字にはならず半径方向に即飛び出していくはずです。 これでは経路が不連続になってエネルギーの計算はできないでしょう。 またキャンセルするための押込み側の経路はどうイメージすればいいのでしょうか?
これでは実際的と思われる物理的挙動にしばられてにっちもさっちもいけなくなります。
しかし、仮想法と割り切ってエネルギーが逃げないようすれば、つまり経路を制限することで計算できるようになるのではないでしょうか。 まあその為に無限のエネルギーが発生するんですが、それは仮想法の枠内でキャンセルすることができます。 逆に言えば無限の力とかエネルギーが発生しなければ計算できないともいえます。 なので無限の値というのは副作用というよりこの場合計算する為に必須であると言えると思います。


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2014/4/7

上の図では力の方向はマイナスを入れ忘れたので逆になるようですがイメージとしての辻褄ま合うので後で暇があったら訂正することにしよう。

1/zの積分がエネルギーだとすると仮想分裂法では面積で分裂しなければならない。
それは扇形の形でイメージできます。
この扇形が回転してグリーンの定理で表される面積部分をスイープすることでエネルギーが計算できると推測します。

扇形だと極に近くなると電荷が少なくなっていくので扇形全体では有限な値が得られそうです。

力と方向長が複素数でかつ各微小点の回転のようなので単純なことではなさそうですがとりあえず簡略化して計算してみます。




結果は i*4*dq となり有限な値となります。    1/z の複素数積分は これが i*pi*dq です。
約  i*3*dq です。

もし、力と方向長が複素数で回転エネルギーがこの複素数で計算されている性質のものだとすると  1/z の複素数積分はポテンシャルを積分したわけのわからないものではなく、やはりエネルギーではないかと思えます。

ところで、式を書いてるうちに電子の電荷とネイピアのeがごっちゃになってまいったですね。


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2014/4/11

1/z のポテンシャルでも計算します。  




結果は 1/z^2 の力を積分したエネルギーと同じになります。

1/z のポテンシャルを積分した結果は i*pi*dq、 扇形のモデルで計算した値は  i*4*dq です。

この比率は次のように 円周、円の面積とそれを内接して含む四角形の外周、面積の比率のようです。


私はこの比率は面積であると思います。



扇形モデルにおける今までの結果を振り返ってみて重要な点は

  • 扇形モデルでは円の半径 はキャンセルされている。
  • 従って円の半径はエネルギーを計算するのに無関係である。
  • 従って電荷は1点に集中しているとしても良い。

なので、1/z の積分は円の半径によらずエネルギーが計算できる扇形モデルと Uターンモデルを実現するために必要なようです。
縦方向のポテンシャル差のエネルギーを計算するためには扇形が回転しなければならない。
その回転エネルギーを計算するために 1/z が必要です。

ところがこれが大きな問題です。
ポテンシャルというのは差を計算するものであって積分するものではない。
1/z がデルタ関数の機能を持ち積分範囲 0 のエネルギーを抜き出すとしてもなかなか納得しがたいことです。

これは一体どうゆう事でしょうか?

実はこれにはちゃんとした理由がありそうなのです。
私はこれを発見したとき大変驚き次に感動しました。

なんか、翻訳を意識しているので日本語じゃないみたいな感じ。

でも、今の時点ではこれは方針を立てている途中のものだということは知っていただきたい。
なので、厳密さある程度しか無く、主にイメージを語っているということです。


では 1/z の積分とベクトルの関係ですが。
上にある 1/z の線積分の図に補足します。


これを観て判るように結局はベクトルの内積を計算していることが判ります。


方向を示すdl ベクトルと 1/z で示されるベクトル(これの正体はなにか? 力またはポテンシャル?)は同じ方向を向いています。
従って効率100%のある値で駆動されている様子を表しています。

また、重要な点は扇形モデルで計算した結果の値は  i*4*dq ではなく  i*pi*dq で計算できていることです。

さて扇形モデルで計算したエネルギーと 1/z の積分で計算したエネルギーの比率は pi/4 でした。

これが何なのかということが問題です。

これは扇形モデルでは面積の内で次のイメージ図で示す灰色の部分のエネルギーが余分に計算されているということです。



本来、遊星モデルではこの電荷は回転エネルギーを与えられて遊星運動をしています。

すると中心対称でないこの余分なエネルギーはキャンセルされるはずです。

何故かと言うと、中心対称でないと力に脈動が生じるということです。



上のイメージ図を観てわかるように灰色の部分は回転に伴って押込まれたり反発したりしてエネルギーがキャンセルされるはずです。

灰色の部分は電荷が存在するがエネルギーには関係ないようです。

従ってこれを正しく計算するためにはこの扇形モデルで表される電荷のつまった四角形ごと回転させなければならないと思います。

この方法は簡単で、扇形モデルで方向長のベクトルと 1/z^2 で表される 力ベクトルの内積を計算してやればよい。 方向長のベクトルは遊星ギアの自転の円周を通る。
従ってグリーンの定理で示したように線積分で円周の内側だけが計算される。
つまり灰色の部分はオフされるはずだと推測しました。

-------- めも -------この部分はもう少しイメージをはっきりさせたい。

式は次のとおり、方向長ベクトルは微分したときに絶対値が同じで方向が遊星ギアにかかる力と同じ方向になるように調整してある。





または、次のとおり。


副作用として2倍の値となっているがこれは相対的な計算の影響がでているためである。

従って正確な値はこれの 1/2 と調整する必要があるはずだ。


結局、値として次の関係が成立している。

これを観ると、1/z の積分もエネルギーと等価であるとしても良いのではないだろうか?



次に仮想分裂法の3次元への拡張も検討する必要があるだろう。

多分回転なので積み重ねで表されるはずだ。

電子球の周りを帯のように包んだレール上を仮想分裂させることになると思う。

また複素数で計算すると電荷は計算上1点に集中させることができると思う。

ただし上下があるので計算上の代表点は2つで表されるイメージになると思う。





とりあえずこの方針で進んでみようと思う。


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2014/4/15

dq' にくわえられる力の意味はもう少しクリアにしないといけないと思う。

dq' に加えられている回転の力は dq'/z^2 の項による一定値のベクトルの値となり、これは結構大きい値になりますが、これは次に示すように考えることで説明できるのではないだろうか?

仮想分裂法では分裂によって開放された反発によるdq'に対応した大きなエネルギーは圧縮側に戻される。
このエネルギーは分裂による反発力と同じ大きさの力を生じさせ回転に伝えられる。
従って遊星ギアにかかる力というのは見方によりエネルギーを取り戻していると考えられる。

これが自身の回転エネルギーで円運動する。だから反発と同じ力の大きさでエネルギーを計算する意外には無いと思うのだけれど、なにかトリックで騙されてるような気もする。
円運動させているので加速度が生じてそれが力になって表されているのだろうか?

どうやら、ここで破綻したような気がします。




このテーマは変に辻褄があうので面白いんだけどあまりに続くので少し疲れてきた。

なので、今までの記事から ihf との関係をクリアにできると思うのでここに整理してとりあえずの一区切りにしよう。





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2014/4/16

えーと。

力の話はややこしいので整理すると。


  • 遊星ギアの受ける自転の回転力は 1/z^2 である。
  • ところがこれにより遊星ギアが公転するエネルギーを計算するのに使用する力は 1/zである。
  • どちらも複素数積分するとベクトルの内積演算となる。 
  • 従って、通常のベクトル演算でも遊星ギアモデルであれば計算できる。
  • 1/z の積分は遊星ギアの扇形モデルによる面積分の回転によるエネルギーを際外周に位置する集約した電荷でもって計算できる。 つまり集約した形式にできて簡単な取扱いができる形式になっている。
  • 方向長のベクトルとの関係で 1/z はある種の力の項になっている。


で、前の記事の疑問点というのは次のことです。

  • 遊星ギアの公転に与えられるエネルギーを計算するのに力 1/z は経路の全長にわたって作用している。
  • この力は等ポテンシャル線にそっている。 つまり仮想電荷の力線とは直交している。







回転エネルギーを計算するのには結局のところ何かの力を使わざるを得ないのだから等ポテンシャル線にそった力を想定せざるを得ないのはしかたない。
回転だから力線に直交しないとエネルギーの収受が発生することになるので自然といえば自然であると思えます。
しかし、全長にわたって力が作用し続けるというのは何かしら直感的で無い気もする。
なのでなにか腑に落ちない感じがしています。

で仮想分裂法のイメージをもう一度観てみます。
本来分裂した場合は力線にそって反発し分裂するものを強制的に接線方向に沿って流し、それを押込みでキャンセルしています。
押込みをあたえることで回転する部分では分裂時の 1/z の力を受けるだろうということです。
この不自然さは、次のような方法で説明できるかもしれません。


  • 上記の Uターンモデルは真円でのみに適用できるものかもしれない。 つまり特殊事例ではないか?
  • 要は分裂と押込みによる計算は経路上の何処でも任意に想定できるかもしれない。
  • また真円でなくても良い方法があるかもしれない。
  • つまり真円のように綺麗な対称性のあるものでなくても良い一般的に適用できる方法があるかもしれない。


つまり、経路上の何処でもかついくらでも微細に分割でき、真円でなくても良い方法があるのかどうか?  えーと一般式があるかどうかということになります。

これは何を表しているのか? ということですが、

  • 電子には回転エネルギーが閉じ込められているとする。
  • 電子自身は分裂方向に力がかかっているがもちろん電子は分裂などしてない。
  • しかし、微視的には少し分裂してすぐに戻るということを繰り返しているのでは。
  • 戻るときはポテンシャルに直交する方向に戻る。 
  • この戻るときに発生する力が駆動力になっている。
  • 元々仮想分裂法なのでこの計算は1回(1周)のみで計算する。
  • 経路が例え真円でなくても 複素数 1/z の積分であれば計算できる能力があるのかも。

という感じです。

あー、なんかすごい手間がかかりそうな気がしてきました。  まあ年単位で気長にやりましょうかねえ。 ボケ防止もかねて。 まあそんな歳です。 浮世離れした話で面白いことは面白いんですがね。
もういやになって止めちゃうかもです。 結局はしりきれトンボになりそうな気がするなあ。




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2014/4/21

遊星ギアのモデルのイメージ図だけをみると不思議な演算をしているようにみえます。

が、これは単なる線積分です。

なので不思議でもなんでもないようです。 ただ、円周方向に働くものが力であるという線積分です。

1/z の積分と 1/z^2 の積分は自然に進角で計算できるので遊星ギアのイメージにフィットしているだけのようです。

だけど、微細な部分がやはり回転で表される。
これはこれで興味深いということは言えます。

面白いといえば、あるメカニズムを想定すると 力が 1/z で表されるということです。
複素数でポテンシャルを近似(?)すると確かに極の例えば1cmも離れていればそれはポテンシャルですが極に近づくとそれは力になる。
また、半径も関係なくなる。
非常に面白い。 だけどそうなるためには電荷が均等に分布していることや円周方向に働く力を想定する等ある条件を満たす必要がありますが。

この円周方向に働く力も下のイメージ図では全周に対して働いているように思うかもしれないが表面の緑にの線だけに働いて距離を動けばあとは数学的には自然に1周することになるので 2pi で線積分しているだけです。 なのでそのエネルギーは 1/2 して補正する事になります。

・・・・・ということなのだろうか。

図を描くのに疲れたよ。 なんでこんなに時間がかかるんだろう。 ほんと底なし沼だよ。

だけど、1/z の複素数積分 はあるメカニズムを驚くほど簡潔に表すことができるというのは本当に感心する。
スーパー関数だ。

ということで、ギア比2対1の遊星ギアモデルの遊星ギアは実際には上にあるイメージ図の印象の大きさではないようです。 扇形モデルの半径方向にある微小なものである。






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2014/4/23

上の2014/4/21 の図はまったく考えが足らずに描いた図です。
なので取り消したいが、なにを書いたか判るように残しておくことにしておきます。
もう少し練りこんでから書くことにする。
とにかく、式の意味するところが多義的というか非常に味わい深いというか図にするのが非常に厄介です。


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2014/4/26

4/7の記事の最後の式ではどのような線積分をしているかというと次のようなものです。



遊星ギアのイメージとの関連は次のようになります。


これを観てみると遊星ギアのものではないのではと思われるでしょう。
しかし、積分方向を示すベクトルは一致しています。
これは進角が力が 1/z^2 なので2倍になっているためで、そのため積分長が2倍になる為です。
このような方向ベクトルの様子だけを観るとあたかも遊星ギアの運動のイメージが思い浮かびます。

ところで、そもそも何故複素数を使わなければならないのでしょうか?
今までの経緯をまとめます。

1.   1/z の積分の様子を考察していると通常のベクトルによる内積になっていることが解った。

2.   そこで、複素数の積分でも通常のベクトルでの、つまり実数での積分と同じ計算ができるのではと推測。

3.  それで、力を 1/z^2 とした場合、これで普通のベクトルでのエネルギー計算と同じ結果が得られる複素数の積分を探すことにしました。  ここで何故力を 1/z^2 とした理由は次のとおり。

  • 1/|z^2| が 実数での力 1/r^2 と同じ。
  • 1/z^2 が自然だろうと思うから。
4.   その結果、この積分はある意味非常に人工的なものであるという印象があります。
それは当然で普通の実数ベクトル計算と同じになるように人為的に加工したことが原因です。

5.   とにかく実数ベクトルでのエネルギー計算と同じ働きをする式が得られました。
しかし、複素数演算の結果、力を 1/z^2  としたことによる副作用として進角が2倍の項が入ってきました。


6.   この2倍の進角の様子だけは遊星ギアのイメージとマッチしています。

7.   その結果、1/z の積分と結果は同じであることが解りました。 ただし 1/z への式形は得られていません。 あくまでも結果が同じであるということです。

8.    とにかく結果がまったく同じであるなら 1/z は等価物として用いても良いのではないかと推測します。

ということで、エネルギーを計算するのに複素数は必須というわけではありません。
しかしながら、複素数 1/zを使うメリットがあります。

  • 式が極端に簡単になる。 とにかく等価物として非常に簡単な式が得られた事になる。
  •  1/z はある意味力として扱える。 極の遠方ではポテンシャルの近似でもあるという面白い量に成ります。 極の近くでは虚数項が相対的に大きくなるのでここでは力と解釈できる量になります。 つまり 1/z の積分はやはりエネルギーだったかも。
  • 電荷が外周の1点に集中した量として扱える。
  • 直線部分でもどうやら正しく計算しているようである。 ところでエネルギーを計算するのに分裂の無限の直線を想定するのは必要ないかもしれません。 例えば人工衛星の軌道で例えると、細かく分裂し細かく落下することで円又は楕円軌道を回るわけです。 この場合も、もしも細かく分裂して細かく押込むというモデルが成立するなら1周分の計算ができることになります。 そこまで難しく考えなくても対称的なので単純に2倍するだけでも良いと思います。
  • 外周の線積分の式であるということでグリーンの定理を使って連続体として扱うことができる。  4/7 の記事の式ではどうしても扇形の各微小電荷 dq' はセパレートした粒子的な感じがします。 
以下は結果の値だけでの対応ですが。
このような等価関係があるといえるのでしょうか?



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2014/4/29

4/7の記事の式ですが、単位円で計算していて解りにくかったので見直した。

すると、計算が合わなくなってしまいました。

原因を探すと、次のようにしないといけないことが判った。


で、見直した結果は次のとおりになった。


ここで、やっと解ったのですが、力を 1/z^2 で計算すると積分するのはその面積分でなければいけないのではないかということです。

なので、計算を体積から計算することにした。
1/2


2/2


図の色の付いた部分はみかんの房のような形をしています。



この式は次のような表現もできます。


どうやら、球で計算しているため対称性がある為のようです。
「球の体積」 --> 「球の表面」 -->「球の円周」というように表現を縮退というか集約させることができるようです。

なので力を積分するときは面積で積分することで 積分 (1/z^2)dz^2 が成立するというわけです。

ところで、球は何次元であっても数学的に球だというのを聞いたことがあります。
このようなことは、3次元以上でも成立するのでしょうか?

しかし、計算したのはいいけれど実際的に3次元的にどんな回転してんだろ? 
さっぱりイメージできないね、破綻といえばもう破綻してるなあ。
強いてイメージするとこの仮想法はボリュームでの膨張とも取れるので実際には分裂した微小部分はその地点の反対側から集まってそれぞれ半周して分裂した地点にやってくる。
それを計算するのにある軸が在るとして球の層にわけてみかんの房の形で計算する。
この房の単位で計算するのだから押込み側(球の反対側)も房の形になる。
それを仮想法でエネルギーの計算さえできればいいのだから無理やりでも仮想のレールに沿わせて軸周りの円周方向に整列させるというイメージ。
つまり仮想分裂法というより仮想膨張収縮法と言うほうが良いかもしれません。
でも、本当に軸があるのかといえば、どうでしょう、よくイメージできないんですよね。
どこといって軸なんぞあるようには思えない感じですね。 どこが軸になってもいいような。 といって定めればそれで定まるもののような不思議な感じです。

この回転は破綻していると思う。
なので最後に次のような軸周りの回転でも計算してみて、もういいかげん終わりにしたいと思う。
力は同じように半径方向の距離だけで決まるのだから同じ考えでいいと思う。



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2014/5/1

回転が軸周りであるとした場合の計算は次のようなみかんの房の表面について示せば良い。



結果は4/29の記事の計算で間違いないと思う。

ということは次のような回転ではなかったと言うことだと思う。


とはいえやはり心配なので、4/29の記事のように体積からの式を展開しておきたいと思う。
が、春の連休で帰省するのでしばらくできそうも無い。

しかし、不思議な辻褄合いはいつまで続くのだろう。 こんなことなら始めの段階で複素数の分析をしておけばよかった。
まあ、私自身、こんな話どこかで破綻するものとばかり思っていたので仕方ない。

あとわからないことは、一つ、力が円周に継続してかかり続けるものだろか?ということです。
これは微小膨張収縮で説明できるのだろうか? それしかないような気もしますが。


  • 1/z  になること追記





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2014/5/11



http://akimpotos.blogspot.jp/2014/05/6-complex-number-approximation-of.html